01
ルリアはまだ寝てるみてぇだな……
ふわぁ……あふ。 まぁ、こんな時間だしな。
まだしばらく起きてこないと思うぜ。
よし…… じゃあな……ビィ、冷凍マグロ。 後は手筈通りに頼んだぜ。

02
後のこと…… ルリアのこと、お願いね。
任せとけって! なぁ! 冷凍マグロ!
な、なぁ……冷凍マグロ。 本当に任せてしまって大丈夫か?
やはり私も残ったほうが……

もう! なに言ってるのよ! 今日のこと、言いだしっぺはカタリナじゃない!
03
うぅ…… そ、それはそうなんだが……


早朝のグランサイファー。
ラカム、イオ、カタリナの3人は
ビィ、ルリア、冷凍マグロを置いて、どこかへ出掛けようとしていた。


04
ほら、ルリアが起きてきちゃう前に、早く行きましょ?
い、いや、しかし…… 誕生日を祝うのなら、何もこんな方法じゃなくても……
いやいや、びっくりさせたほうが、喜びも倍になるってもんだぜ?
ましてやルリアは、本当は今日が誕生日、ってわけじゃねぇんだろ?

05
ああ…… ルリアの出生については、私も詳しくは知らないんだ。
しかし、それではあまりに可哀想だからな……
今日は私とルリアが初めて出会った日なんだ。
まぁ、当時のルリアは、いまとは全く違ったからな……
ルリアは覚えていないかもしれないが。

06
でも、ちょうどいいじゃない!
誕生日がないなら、今日を特別な日にしてあげればいいわ!

だな! さぁ、さっさとプレゼントの調達に行こうぜ。
しかし、こんな…… ルリアを騙すようなことまでしなくても……
それにルリアは、これまでずっと私と一緒だったからな、どうにも不安で……

07
ったく…… 子離れ出来てねーのな、カタリナは。
なっ、子離れ!? そ、そんなことは……
いや待て! 私はルリアほどの子供が居るような年齢じゃないぞ!?

とにかくっ! きっと大丈夫よ! 艇にはビィ達が残ってくれるんだし!
ねっ? 冷凍マグロ!

08
おうよっ! 留守中の守りはオイラと冷凍マグロに任せとけってんだ!
ほら! これなら、もしも帝国の連中が来ても大丈夫だろうし……
それに…… ルリアとずっと一緒に居たのはカタリナなんでしょ?
それなら、プレゼント選びにはカタリナが居ないと困っちゃうわ。

09
そ……それは…… そうだとは思うが……
よし、決まりだ! じゃあ、後は頼んだぜ、冷凍マグロ。
なるべく早く帰ってくるからよ、ルリアには上手く誤魔化しておいてくれよな!


10
ふぁ~……んん…… おはようございます…… ビィさん、冷凍マグロ。
ん……? なんだか今日はずいぶん静かなんですね。
>実はみんな出かけてて……
なっ!? な、なに言ってんだよ、いきなり!
みなさん、 お出かけしてるんですか?
あれ……? でも、買い出しには、昨日もう行ったような……

11
いやぁ……えっと、なんだ…… ちょ、ちょっと、野暮用があったみてーだぜ?
そう……なんですか?
ともかく、みんなすぐ戻ってくるって!
だから、そんな、不安そうな顔するもんじゃねーぜ!

12
はい………
…………
あ、あの…… 冷凍マグロもこれから、どこかに出かけるの?
>うん

13
そ……そっか……
おい! なに言ってやがんだよ! オイラ達は留守番任されてんだろ!
大丈夫だって! 冷凍マグロは出掛けねーから!
なっ? そうだろ? 冷凍マグロ!
良かったぁ…… ビィさん達までどこかに行っちゃったらどうしようかと思った……
14
はぁ…… みんなどこ行ったんだろ…… 早く帰ってくるといいですね……

…………


はたしてサプライズ誕生日は成功するのか!?
そしてルリアへのプレゼントとは…!?
ルリアの特別ストーリー
「ルリアの誕生日」の続きは、
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※下記記事の再編集記事です。