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005A
トリックオアトリート! あれ? もしかしてこの子もパーティーに行くのかな?
ちょっとぉ! セットした髪型が崩れちゃったわ!もう!お菓子は待って!
パーティーに行く途中だったみたいだわ。 早く楽しみたいわね!
これからきっと楽しいパーティーが待っているはず!さぁ、早く先へ行こう!

005B
甘美なるハロウィンパーティーは始まりの幕が上がった。
怪しげな仮装をした人々で町は溢れかえっている。
010A
あら、さっきの子だわ! もう一回、言ってみよう! トリックオア…
もういいってば! 美味しいパンプキンタルト、食べたいんでしょう?
あらら? 私たち、タルト目当てだと思われていたみたい!
ハロウィンパーティーに行く途中だったとは、言えない空気ね…。

010B
町はきらびやかに飾り立てられて、怪しげなランタンの光が揺れる。
町を歩く人々の誰もがどこか浮ついた表情を浮かべているようだ。
015A
あっ、見つけた! 今度こそ…あっ、パンプキンタルトは、もういらないわよ?
よーし、究極のパンプキンプリンを食べさせてあげるわ! また一週間後にお会いしましょ!
ええっ…?! 一週間後…ハロウィン終わって…?プリンは食べたいけど…
気を取り直して、どんどん先に行きましょ! はぁ…この先大丈夫かな…
015B
子どもたちがお菓子の入ったバスケットを抱えて走り回っている。
大人たちは、子どもたちに配るお菓子を隠し持って微笑みを浮かべている。
020A
みーつけたっ! あなたもハロウィンパーティーの参加者よね! …あってる?
ヘイヘイ! そんなに焦っちゃいけないぜ! パーティーは始まったばっかりだってのにさ!
ちょっとぉ! 見つけたんだから、お菓子のひとつくらいちょうだいよ!
あっ、逃げられた…
えっと…確認したいんだけど、隠れてる子を見つけたらいいのよね?

020B
ハロウィンの祝祭はまだ始まったばかり…。 それは長い夜の記憶。
楽しい時間は一瞬にしてすぎていく。
パーティーはいつの間にか始まり、刹那の想い出が積み重なっていく。
025A
いたっ! ねぇキミ!ちょっと聞いてよ! トリック…
ヘイヘイ! パーティーはまだまだこれからだぜ? このパーティーが開かれた理由、知ってるかい?
ええっ? パーティーが開かれた理由…招待状が届いたからじゃ?
そういえば、この招待状って誰が出してくれたのかしら…?

025B
町に漂う祝祭の空気は、誰ともなく始めたハロウィンパーティーのせいといえるだろう。
だがその主催が誰なのかは、誰も知らない…。
030A
ねぇ! 教えてほしいな!このパーティーって、誰が主催なのかしら?
ヘイヘイ! まぁいいじゃないか!誰が開いたパーティーだって、
楽しく騒いで遊べばいいのさ!じゃッ!
そんなぁ… 気になるじゃない! 教えてくれないの? ちょっとぉ!
この招待状、出してくれた人のことなんか考えていなかったけど…
だんだん気になってきたわ…。

030B
誰から届いた招待状なのか…主催者の姿は見えず、それでも宴は進行していく。
町には笑い声と歓声が響き渡り、宴を楽しむ参加者たちが練り歩いている。
035A
おやおや? ねぇ見て!手品を披露している子がいるよ!
おおっと…失敗してしまった…プロの手品師としては恥ずかしすぎるわね…
穴掘って埋まってきます…
ちょ、ちょっとぉ! 手品失敗したくらいでそんなに落ち込まなくたっていいじゃない!
はぁ…まるで戦闘で傷を負った時の兄さんみたいなヘコみ方だったわね…
気にし過ぎなのよ!もう!

035B
手品師が華麗な手品を繰り出し、子どもたちが歓声を上げる。
町では仮装した住人たちが談笑し、祝宴を盛り上げている。
040A
あっ、見て見て! 今度こそ、手品が成功するようにこっそり見てみようよ!
ええいっ! …やっぱりダメだわ! きっとほら、タイミングが良くないのよ!
もっとこう、バァーッとやってヒョイっとやってキュッとしめる感じ…
な、何を言ってるかわからないけど動揺しているのだけは分かるわ…
兄さんもね、気にしやすいというか…自分の戦い方に美学を持ってるから、
勝っても気に入らないときはなんかイジイジしてるの。かわいいでしょ!

040B
仮装した少年少女は手品師の一挙一動に声を上げている。
手品に失敗する手品師は、周囲に笑顔を生んでいるようだ。
045A
うーん、手品師さん、緊張しちゃっているのかな…?
でも人前で緊張する手品師って…おかしいね!

うーん……プロの手品師とは言ったけど、普段はテーブルマジックを得意としてるんだから!
ホントだってばぁ~!
あっ、あの、大丈夫ですって!ほら、みんな笑顔で見ているじゃない!
きっと成功させようとして緊張しちゃってたんだね!
兄さんもね、その昔いきなり山に修行しに行って、必殺技を成功させるって
熱くなったんだけど気合が入りすぎて…あ、この話もういい?

045B
手品師は手品を成功させるために居るのではなかった。
手品を通じて周囲を明るく楽しませる、それが手品師の本質だったのだろう。
050A
あっ、また仮装している人がいるよ!
すごーい、本格的だねぇ!話しかけてみよう?お菓子もらえるかな?

甘美なる夜に祝杯を…。
宴の参加者たる君達、招待状は忘れずに持ちて先へ向かうがよい…。
あっ、はい!……なんだかすごい気合の入った仮装だったね!
もしかしてほんとに顔がカボチャだったりして!
そういえば、さっきの人に招待してくれた主催者の人について聞けばよかったね…!

050B
町には甘いお菓子の香りが漂っている。甘美なる宴の名にふさわしい夜だろう…。
長く短い祝祭の夜は更けていく。
町にはまだまだ祝い楽しむ住人たちがひしめき合っている。

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※下記記事の再編集記事です。